山下 弘修 先生

浦和麗明高等学校 外国語(英語)

山下 弘修

早稲田大学 教育学部 英語英文学科

プロフィール

和歌山県新宮市出身。高校時代の担任の勧めから、最も苦手な教科である「英語」の教員を志望するようになる。
茨城県公立高校、長野県私立中等教育学校、叡明高校を経て、平成29年度より本校教諭となる。

現在の仕事内容

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教科担当として授業はパワーポイントのスライドや音声を用いて展開することが多いため、休み時間や放課後はその準備を行っています。また、外国語(英語)という教科の特性を踏まえると、授業以外での演習時間の確保が非常に大切になってくるので、そこでの取り組みを促すための課題作成や小テスト作成にも時間をかけています。

校務分掌では、教科指導部という部署に所属し、模試・講習など主に生徒の学習環境の整理を行っています。例えば、本校では生徒全員がiPadを所持し、学習に活用しているので、iPad上でのAI学習アプリの「Monoxer(モノグサ)」やオンライン英会話の「DMM英会話」の運用サポートなどを担当しています。



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担任としては特選コースⅠ類を担当し、生徒の進路実現に向けた学習面、生活面のサポートを行っています。例えば、教室環境の整備という点では、掲示物や書籍など否が応でも生徒の目に入るものは非常に大きな教育効果を生み出すツールとなるため、試行錯誤を繰り返しながら、日々実験を繰り返しています。また、多感な時期の生徒にとっては精神面のサポートも重要なため、「二者面談」では声掛けのタイミング、座る位置、話し方など特に気を遣います。

このような教員生活を送る中で、つらい、苦しいと感じることも多々あります。しかし、自分のことを「先生」と呼び、頼ってくれる生徒が一人でもいることに日々感謝しながら、その「先生」と呼ばれるに値する人間であり続けるために毎日を必死に生きています。

教員を志す人へのメッセージ

少子化による教員需要の減少、膨大な残業時間など、教員に関して耳にするニュースはあまり良くないものが多いです。そんな中で、「教師」という職業を志望する皆さんは強い使命感や熱意をお持ちの非常に貴重な存在だと思います。しかし、ご存じのように「教師」という仕事には正解もありませんし、日々変化する生徒、環境に向き合い続けるのは簡単なことではありません。生徒の反応から「何が良かったのか、悪かったのか」を考え、悩み、学び続けるしかないという毎日です。

僕の好きな言葉に「人間死ぬまで勉強」というものがあります。46.3%の日本人が自己研鑽をしない(パーソル総合研究所)、24歳を境に自己研鑽をする人の割合が減少する(総務省)というデータもありますが、「日々変化する生徒、正解のない仕事に向き合い続ける」。そんな皆さんと一緒にお仕事ができるのを心待ちにしております。