英語はなぜ大事なのでしょうか?

「英検に代表される外部検定試験が大学入試で活用されているから?」
「就職で有利になるから?」
「グローバル社会のなかで活躍できる人間になるため?」
確かにどれも一理あるように思えます。
文部科学省も「グローバル化の進展の中で、国際共通語である英語力の向上は日本の将来にとって極めて重要である。」と述べています。(文部科学省「今後の英語教育の改善・充実方策について」より、2014年)
しかし、なんだかピンときません。たしかにグローバル化は進んでいるかもしれませんが、英語が話せなくて日常生活に支障があるかというと、そうではない人が大半でしょう。
つまり、英語を使えるようにならなければいけない絶対的な理由はなかなか見つけにくいのです。
けれども、「英語が話せるようになるといいな」という気持ちは、皆さんの中にもあるのではないでしょうか?
そして、そう思いつつも、実際に何をやればいいのか分からない、本当に必要に迫られたことではないからついつい後回しにしてしまう、そのような人が大半なのではないでしょうか?

本校では、英語を「使える」ようになるための様々な取り組みを行い、皆さんが持っているであろう「英語が話せるようになるといいな」という気持ちを後押ししていきます。塾や英会話教室ではなく、学校のような強制的に勉強する場所だからこそできることはたくさんあります。まずは英語を使えるようになるための第一歩として、本校での取り組みを活用してください。

最初の問いに戻りますが、世の中の大人たちが「英語は大事」というのは、英語を使えるというスキルが可能性の拡大につながることを知っているからです。世界の知識は英語で存在しているものが圧倒的多数です。(英語版Wikipediaの記事数は日本語版の5倍以上あるほか、25万人以上のチャンネル登録者がいる人気YouTubeチャンネルのうち、33%が英語での配信です。(共に2022年))
また、様々な分野において、新しい技術の紹介は真っ先に英語で発表されます。日本語しか分からない場合、誰かが日本語に翻訳してくれるのを待っているしかありません。
先行きが不確定な時代だからこそ、自分の力で対応できる選択肢は増やしておくべきです。
そのための土台を本校で一緒に築いていきましょう。

本校の英語教育について

英語を身につけるには、PICサイクルに沿って学習することが大事だと言われています。
Pはpractice(個人練習)、Iはinteraction(対話型学習)、Cはcommunication(実践)の頭文字です。
「語学研修」を実施している学校は多々ありますが、本校では語学研修を単発のイベントとして実施するのではなく、毎日のトレーニング(P)と授業での対話(I)を通して継続的なトレーニングを行い、語学研修(C)に臨ませています。
以下、その具体的な取り組みを紹介します。

  • スタディサプリEnglish

    子どもの言語習得は「聞く」から始まるように、英語という言語を習得する第一歩は「リスニング」です。
    スタディサプリEnglishでは「ネイティブスピーカー」の発音を「毎日」聞くことができます。HR等の時間を利用して無理なく少しずつ取り組むほか、各学期に1回リスニングコンテストを開催し、成績を競います。
    また、自分の発音に対してAIが判定してくれるため、発音練習もできます。

  • オンライン英会話

    スタディサプリEnglishでの練習を、人との対話を通した実践的練習へと昇華していきます。ネイティブスピーカーとのマンツーマンのレッスンであるため、否が応でも話す量は増えます。英語の授業内で行うほか、長期休暇の課題としても取り組ませているため、継続的な実践練習となります。

    学研のHPに紹介されました。https://online-eikaiwa.gakken.jp/case/eimei/

British Hills 語学研修

 British Hillsは「パスポートのいらない英国」をキャッチフレーズとする福島県の国内語学研修施設で、オールイングリッシュの環境のなか、イギリスの文化・マナーに触れながら活きた英語を学ぶことができます。
 この研修において本校が重視しているのは、①スタディサプリイングリッシュやオンライン英会話などの普段の取り組みが実践的にいかせること、かつ、②日本人が最も苦手とするアウトプット主導型レッスンを通して、③まずは知っている英語を使ってみることから始まる課題解決型学習に取り組むこと、の3点です。
 到着すると早速、入国審査とホテルのチェックインが行われます。事前に用意した特製のパスポートを提示し、まずは海外での基本のやり取りを確認していきます。その後、日本人には聞き取りが難しい発音をゲーム形式で学んでいく「Pronunciation Skills」、推理における手法を英語で学ぶ「Sherlock Holmes」など多種多様なレッスンを受講していきます。レッスンの最初は生徒全員が緊張した面持ちですが、ネイティブスピーカーの講師は陽気に積極的に話しかけてくれるため徐々に緊張もほぐれてきます。また、フリータイムではイギリス式のパブでバタービールやホットチョコレートを注文することができ、非日常感を味わうこともできます。
 この研修に参加している生徒の様子を見ていると、普段からスタディサプリイングリッシュやオンライン英会話に取り組んでいるため、講師や館内スタッフによる英語の指示はほとんど聞き取れています。しかし、思うとおりに英語でアウトプットができるレベルにはまだ遠く、四苦八苦しながら質問に答える姿が多々見られます。それでも、「もっと英語がしゃべれるようになりたい!」という声が毎年たくさん聞こえてきます。「頑張りたい」というモチベーションは、目的があってそれに到達するための逆算から生まれるものです。誰かに自分のことを伝えたい、理解し合いたい、だから英語をがんばりたい、と思えることは言語学習の大きな原動力であり、その力を最大に生み出せるのがBritish Hills語学研修になります。

TGG
(TOKYO GLOBAL GATEWAY)

TOKYO GLOBAL GATEWAYは、まったく新しいタイプの体験型英語学習施設です。日常から離れ、海外をイメージして作られた街並みでいつもと違う環境のなか、グローバルな世界を存分に体験することができます。オンライン英会話とはまた違った雰囲気の中で、こちらもネイティブスピーカーと様々なミッションをこなしていきます。以下は本校が参加したミッションの一部です。

《情報やデータをビジュアルで伝えよう》 情報やデータを視覚的に分かりやすく表現したインフォグラフィック(infographic)の例を通して、その使われ方や効果を英語で学びます。その後、身の回りの情報をデータとして集め、グループでインフォグラフィックを実際に作成し、英語で発表します。

《ニュース番組を作ろう》
「ディレクター」や「キャスター」など役割分担し、オリジナルの英語ニュース番組を制作します。ニュース番組の構成やニュース原稿の実践的な書き方を学び、専用の放送機器を使って役割分担をもとに撮影します。

セブ島語学研修










 セブ島語学研修は、フィリピンで行う約10日間の研修プログラムです。この語学研修ではマンツーマンレッスンが基本となります。日本の学校にはネイティブの先生がいるところも多くあるかと思います。しかし、ネイティブの先生1人対生徒40人の授業では、気恥ずかしかったり話す機会がなかったりと、なかなか生徒一人ひとりが英語でアウトプットをできないのが実情です。しかし、マンツーマンレッスンでは生徒一人ひとりが必ず英語でやりとりをしなければなりません。相手の話すことや考えを理解しようとし、自分のことを英語で伝えようとする機会が設けられるのは、マンツーマンレッスンの一番の強みです。
 一方で、マンツーマンでは講師が学生レベルにあわせるため、現時点の自分の実力を測ることは難しくなります。そこでこの語学研修では少人数グループレッスンも並行して行うことで、客観的に自分の弱点を把握して克服に努めます。なお、研修参加者全員が出国前にレベルチェックテストを受けるため、マンツーマンにおいても少人数グループレッスンにおいても、個々のレベルに応じたレッスンを受けることができます。
 しかし、この研修の醍醐味は丁寧なレッスンだけではありません。海外だからこその体験も取り入れて、「語学研修」だけにとどまらない研修プログラムとなっています。
 以下に、以前の研修の様子を紹介しますので、ぜひセブ島語学研修の雰囲気を感じ取ってください。

【1日目】
成田空港を出発し、5時間半のフライトの後、寒かった日本から一転、気温31℃のセブ島に到着しました。長時間のフライトの後でしたが、現地学校に到着後、疲れも見せずに夕食をしっかり食べ、学生寮に入りました。いよいよ明日からプログラムが始まります。

【2日目】
午前中はオリエンテーション、午後からはプレレッスンとしてアイスブレークセッションを行いました。最初は緊張していた生徒たちも、ゲームやクイズなどを通して徐々に活発になってきました。明日からマンツーマンレッスンやグループレッスンが始まります。

【3日目~5日目】
本格的にレッスンが始まり、マンツーマンレッスンと少人数グループレッスンがおこなわれたほか、合間には単語テストや自習の時間もありました。今日からバディティーチャー(担任)がついて、一緒に夕食を食べたりするほか、自習時間の監督を担当してくれています。

【6日目】
今日は語学研修先を離れ、Apas International High Schoolを訪問しました。現地の高校生の熱烈な歓迎に圧倒されましたが、本校の生徒も負けずにプレゼンテーションを行いました。折り紙やゲームなど日本文化を教えながら、楽しく交流することができました。

【7日目】
今日はレッスン後に、現地で働く日本人とクロストークセッションを行いました。日本国内でのキャリア教育と異なる視点は非常に興味深く、海外で働く魅力、英語の大切さ、職業選択のヒントなど、たくさんのことを学ぶことができました。明日はいよいよ修了式です。

【8日目】
今日はレッスンの後に、ファイナルテストを行いました。今回の研修の成果が出ることを期待しています。また、修了式では、全員が英語でスピーチをしました。初日の自己紹介では恥ずかしがっていた生徒も今日は自信を持って発表できており、研修の成果を感じました。明日は市内観光とビーチリゾートに行ってきます。

【9日目】
今日はセブ島の名所であるサントニーニョ教会、マゼランクロス、マクタンシュラインを見学しました。その後、JPARKリゾートでランチとビーチ散策を楽しみました。本日ですべてのプログラムが終了しました。皆さん、お疲れさまでした!

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